中国の家の教会の聖歌隊特別賛美

聖歌隊の奉仕

春節後、初めての聖歌隊での奉仕です。土曜日は夜7時から3時間半みっちり練習、翌朝は10時から1時間ほどリハーサルした後で礼拝に臨みます。毎回思うのですが、そんなに練習必要なのかと思います。

リハーサルが終了してから、それぞれ奏楽者は礼拝堂へ移動しセッティングをします。基本的な音響設備は整っているのですが、アンプからラインアウトする方法は採用されておらず、楽器からのラインは直接、会場に設置されたシールド差し込み口に差し込み、プレアンプも使わないので、低音が弱く、PAが音量を上げがちです。

郭さんのエレアコは準備完了で、趙くんのウクレレも準備完了で、唯一私のベースだけ音が出ませんでした。

若干の誇張を加えたとしても、10回に7回は音が出ません。プロ野球選手と同じで、出音率3割で上出来です。前日からそれなりに練習に時間を費やし、一生懸命練習したのに、結構な割合でベースの音が出ないのはわかっていても、やはりつらいです。

音が出ない原因は恐らくPAにあります。担当者が音響設備について十分理解していないことはもちろんですが、なにより、ステージ側からトランシーバーで異常を連絡しても、PAが応答してくれないことが一番の問題です。トランシーバーの意味ないやん。

結局、今回も色々適当な解決策が講じられましたが、抜本的な解決には至らず、ただただ祈るのみとなりました。

礼拝中での特別賛美

会衆賛美が終わり、いよいよ、聖歌隊の出番です。聖歌隊員がステージにずらっと並び、リーダーの郭さんが私のほうを見ます。

前奏の始まる前、わたしはベースのボリュームを全開、最後の確認のため弦を軽く弾きました。予想通り、私の聴覚は一切反応せず、ただ、太い弦が上下に振幅しているのだけが見えました。

こうなったら最後、動揺した心に対する処理方法は一つです。イェス様は全知で聴覚の制限を受けないから、私の指運から音を聞き取ってくださるはずだ。いや、むしろ指運も見なくてもいい。と信じて、音が出ないまま、練習した通りのを最後まで弾き切ります。

賛美なのに、色々なことを思いながら、何とも言えない気持ちで賛美を終えました。それでも、私の後ろに立っていた説教者の楊兄弟は、私の肩に手を置いて、很棒啊!(すごいよ!)と言ってくれました。

心の中で、音出てないよ。と思いながら、会釈をし、やっぱり中国人はかわいいなぁと思いました。

カナンの地は今日も輝いています。