中国の新作ハンバーガーについて

体によくないとわかっていても、その利便性と価格につられて、ついついマクドナルドに入ってしまいます。中国へ来た当初は、何も考えずに、ただ学校の近くにあるという理由だけで、ほぼ毎日のように行っていましたが、最近では週に2回ぐらいになりました。

それでも、以前の日本での生活の時と比較すると、その頻度は相当高くなっていて、悲しいかな、中国へ来てからは、マクドナルドの固定顧客になってしまいました。決して体がその味を欲しているわけではなくて、ただ、昼休みの時間だけは、学校の事務所から離れて、コーヒーを飲みながら、その空間を楽しみたいだけです。

価格もそんなに高くありません。地域によって若干の差があると思いますが、私の学校付近にあるマクドナルドの価格は、フィレオフィッシュセットは19元(330円程)、ビッグマックセットは21元(360円程)。そして、1元追加で飲み物を、コーヒー(Lサイズ)に変えることができます。

定番メニューは日本のマクドナルドと大差なく、味も日本と同じなので、特に欠点はありませんが、ただ、マクドナルドチャイナはどうも企画物のバーガーは苦手なようで、いつもパンチに欠けているところがあります。

というようりも、企画段階で楽をしよう、楽をしようという心が見え隠れしています。数ヶ月に一度、企画物のバーガーが発売されますが、そのバーガーの外観を一目見ただけで、それが入念なマーケティングを経て、議論に議論を重ねて、満を持して、ようやく世に送り出された新作バーガーではないことはすぐ分かります。

新作バーガーを構成している各パーツを見ると、必ず既存バーガーの中にそのパーツを見出すことができます。

例えば、
新作バーガーDを生み出す際は、
既存バーガーA、B、Cの各パーツを組み合わせて、
バーガーDを作り出します。

ですから、極端なことを言えば、新作バーガーを注文しなくても、新作バーガーを構成している各パーツが使用されている既存バーガーを数個注文すれば、自分で新作バーガーを作り出すことができます。

今まで、色々な企画物のバーガーを見てきましたが、企画会議で妥協した可能性が相当高いバーガーは、フィレオフィッシュバーガーの魚のフライを、ただ1枚から2枚にしただけのものです。

ダブルフィレオフィッシュバーガーです。
胃がもたれることなどお構いなしです。

さらに、中国のマクドナルドには、バーガーだけでなく、ライスメニューも提供しています。

現在、2メニューありますが、

そのうちの一つは、

  • バーガーのパティ2切れ
  • ごはん
  • レタス

パティでご飯を食べるというもの。

もう一つは、

  • バーガーのチキン一枚
  • ごはん
  • レタス

チキンでご飯を食べるというもの。

これらメニューも、すべて既存バーガーのパーツを使用しています。

もちろん、複雑なバーガーにすると、バーガーの生産性が落ちますし、製造員への教育も必要になりますし、また特殊な食材のバーガーにすると、バーガーの製造技術開発や食材管理が必要になり、コストがかかるのも分かりますが、せめて、消費者が一目見て、新作バーガーが既存バーガーの各パーツの寄せ集めバーガーだと分からないように、なんとか工夫をして、胸を張って新作を世に送り出してほしいものです。

昔の賢者が言った言葉が耳に響いてきます。

太陽の下に新しいものはない。『見よ、これは新しいものだ』といわれるものがあるか。それは、私たちの前にあった世々にも、既にあったものである。

カナンの地は今日も輝いています。

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