限りなく美しいエモクリスチャンバンド「Mae」

最近のアメリカのクリスチャンバンド界隈

アメリカの有名なクリスチャンレコードレーベルには、
エッセンシャル・レコード(Essential Records)やトゥース・アンド・ネイル・レコード(Tooth & Nail Records)などがありますが、時代性というか、世代性のためか、ここ数十年で所属しているバンドの傾向が大きく変化しているようです。以前は、エモ、スクリーモ、メタル、コア、オルタナなど、どちらかといえば、重厚サウンドクリスチャンバンドが多かったですが、ここ数年では、ワーシップサウンドのバンドが急増しているようです。いわゆる、ヒルソングユナイテッド(Hillsong United)っぽい、プラネットシェイカーズ(PlanetShakers)っぽいサウンドです。時代性、世代性を表しているのかもしれません。イェス・キリストの御名が褒め称えられることはすばらいことです。

ワーシップソングには思わず口ずさんでしまいそうなメロディックな大衆性はもちろんのこと、静かな空間の中で心を神様に向けたり、イェス・キリストが成されたわざを喜び楽しんだりとコミュニケーションの精度が高いのが特徴的です。

ただ、個人的には画一的なものよりも、多様性に富んでいるほうもいいと思っていて、やはり、色々なジャンルでイェス・キリストのこと、聖書のメッセージ、キリスト教徒の生き方、キリスト教徒の感性の表出が行われたほうがいいと思っています。

Maeについて

そのような中でMaeは成立してからずっと変わらないサウンドでキリスト教徒の感性の表出をバンドサウンドを通じておこなっています。キリスト教徒として価値観とそれ以外の価値観の衝突による魂の苦悩や葛藤、天国の風景への憧憬をエモーショナルなサウンドで表現し続けています。現在はトゥース・アンド・ネイル・レコード所属しています。ヴォーカルのデイヴのピュアで透明感のあるエモーショナルな歌声が特徴的で、ビートもタイトで物語性の強い曲が多いです。
mae

途中でレコード会社をCapitol RecordsやCellに移した時期もあったみたいですが、現在は、再びTooth & Nail Recordsに戻ってきているようです。

メイ (Mae) はアメリカのバージニア州2001年に結成されたインディー・ロックバンドです。2011年に一度解散したようですが、最近活動を始めたようです。日本でもピアノ・エモバンドとしてしられているようです。メインコンポーザーであるデイヴ・エルキンス(ヴォーカル・ギター)からなる5人バンドでしたが、2018年現在では3人に減っています。

Maeとは、Multisensory Aesthetic Experience(多感覚な美的体験)の意味。
Maeのポイント(完全なる主観)

リリースされた音源

Maeの曲について

セカンドアルバムThe Everglow(2006)はピアノ・エモ史を代表するメロディアスな名盤と言われています。そのアルバムに収録されている「Mae Mistakes We Knew We Were Making」はデイヴの琴線を揺さぶるエモーショナルな透明感のある声と緻密に構成されたギター・ドラムのリズムが織りなすメロディーが美しいです。エモーショナルでどこか切ないですが、未来を見つめる眼差しのある圧倒的なポジティブ感のある楽曲です。Maeのアルバムの中で、この少年が後ろ姿で佇んでいるジャケットはファンの中でも一番人気があります。

Mae
Mae Mistakes We Knew We Were Making

2009年から2011年にかけて(m)orning、(a)fternoon、(e)veningの三つのEPがリリースされました。それぞれのアルバムの頭文字をとると「Mae」になります。インストの曲が1/3くらいを占めています。全体を通して、ギターサウンドは落ち着いていて、1日の時間の流れや空気感、または季節感や情景が切り取られたようなサウンドです。センチメンタルな静かさの中に力強さが感じられ、透き通った空気感の中、心に染み込む優しいサウンドが特徴的です。

Mae
Morning


Mae
My Favorite Dream

日本における知名度について

日本ではクリスチャンバンドとしてではなくて、エモ・シーンで不動の地位を築いたピアノ・エモバンドとして人気があるようです。日本公演も数回行なっているようです。Twitterにもライブに行った日本人ファンのツイートがありました。

2004年に初来日、05年の来日では各会場ソールドアウトを記録し、07年にはフジ・ロック・フェスティバルに出演。08年、09年にも来日公演を行っている。

『(イ)ヴニング』は一時期バンドを離脱していたマーク・パジェット(B)、ロブ・スウェイツァー(key)が復帰し、メイのオリジナル・メンバーで制作が進められた作品で、2009年4月の『(モ)-ニング』、9月の『(ア)フタヌーン』に続く3部作を締めくくる完結編となっている。

また、バンドは当初、2010年のアメリカ・ツアーのみで活動を終了する予定だったが、メンバー自身も特に思い入れがあるという日本のファンからの熱い声に応える形で、急遽ジャパン・ツアーを行うことも決定。バンドは日本のファンに対して「2004年、東京に降り立った時、胸に湧き上がった幸福感と満足感を、僕らは一生忘れない」と話している。

引用元:rockinon.com

最後にライブ映像をご紹介します。2009年のアメリカでのライブで、セカンドアルバムThe Everglow(2006)に収録されている「Were So Far Away」です。鍵盤の美しいメロディーと聴き手に寄り添うような優しいメロディの美しさが際立っている楽曲です。生々しいほどエモーショルで彩り鮮やかな豊かな情景が浮かんできます。オーディエンスも合唱できる曲です。39秒のところで、ピアノのキーを半音間違えて、慌てて弾き直しながらも、ニコッとはにかんでいるロブ(キーボード)がむちゃくちゃかわいいです。

Mae
Were So Far Away

(追記)2018年8月17日に新曲が公開されていたので動画を追加しました。

Mae
Let It Die

参照リンク